フェテアスカ・アルバ Feteasca Alba ルーマニア人がとても愛する、歴史の古い土着品種です。日本に紹介したのは2010年ごろです。2010年以前も輸入されたことがあるかもしれませんが、日本語の説明がなく、ソムリエ教本にも記載されていませんでした。
「フェテアスカ」は日本語で「少女」又は「乙女」の意味で、「アルバ」は「白」を意味しますので、日本語で 【白い乙女】と名付けました。日本ソムリエ教本にも「白い乙女」として登録させて頂きました。 フェテアスカ・アルバのイメージ 七変化する美しく、爽やかで、フィネスのある若い美女。
フェテアスカ・アルバの特徴 フェテアスカ・アルバで造られたワインは辛口又は中辛口が多く、アルコールと酸味のバランスが良く取れています。香りはとてもフローラルで、葡萄の花、シトラス、菩提樹の花、桃や干草のニュアンスが特徴です。遅摘みの場合、辛口だけではなく、長期保存向けの甘口ワインを造ることも可能です。ステンレスタンク熟成が多いですが、樽熟成を行なった場合はより複雑でエレガントになります。フェテアスカ レガーラ種に比較しますと、香りと味わいは繊細で、控えめですが、エレガンスとフィネスは優れています。
栽培地と栽培面積 ルーマニア(トランシルヴァニア地方、モルドヴァ地方等)、ハンガリーとモルドバ共和国で栽培されています。ルーマニア国内の合計栽培面積は12,383ヘクタールです(2017年のデータ)。
フェテアスカ・アルバの歴史 歴史は長く、数千年前から栽培されていますので、源を特定することが難しいです。ルーマニアのモルドヴァ地方又はモルドバ共和国で誕生した可能性が高いです。
フェテアスカ・アルバのシノニム レアンカ(Leanka)
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