ルーマニアのピノに注目2018年12月05日
ワインといえば、フランスやイタリアなどヨーロッパの醸造地が一番最初に思い浮かぶのではないでしょうか。それぞれワインの歴史は深く、技術も製法も択一した有名な名産地ですね。
ヨーロッパには他にも名産地が存在しますが、有名どころの影にひっそりと隠れてしまって、なかなか表立って紹介されて来なかった地域が数多くあります。 その中で、近年名が日本国内でも少しずつ知られるようになった地域があります。 それが、東欧「ルーマニア」です。 ルーマニアは昔からワイン醸造地だった?!
ルーマニアには土着品種がたくさん!
ルーマニアでは国際品種の栽培はもとより、古代から受け継がれている土着品種を積極的に栽培しています。文献に記された土着品種だけでも100種の葡萄が存在していることが分かってきました。
ルーマニアの土着品種名は女性名詞で表されるものが多く、フェテアスカ・レガーラ「王家の乙女」やフェテアスカ・アルバ「白い乙女」などが良く知られています。ルーマニアで栽培されている葡萄品種一覧はこちらへ。 自慢のデアル・マーレ産地
ルーマニアのワイン産地のなかでは「デアル・マーレ」という産地が良く知られています。デアル・マーレ産地は「ルーマニアの宝石」と呼ばれており、葡萄栽培に最適な気候を備えており、とても優れた黒葡萄を生み出します。
ピノ・ノワールのドラフト1位はデアル・マーレ産地
ピノ・ノワールと言えば、
フランスのブルゴーニュ産地ですが、 ここデアル・マーレ産地はブルゴーニュと同気候であり、ピノ・ノワールの栽培に最適な気候と土壌が備わっています。ルーマニアのデアル・マーレ産地はピノ・ノワールに選ばれた土地なのです。 味良し!質良し!価格良し!コスパの三重奏ノマド ピノ・ノワール!
アウレリア・ヴィシネスクさんがつくりあげるノマド ピノ・ノワールは優しくて、でもどこかしっかりとした芯のある女性のようです。果実の香りに見え隠れするダークチョコレートの香り、12ヶ月ルーマニア産オーク樽で熟成されることにより、柔らかいタンニンと樽由来のバニラ香が楽しめます。
香りも味も最高ですが、価格も魅力的です。これだけ良環境でつくられたピノ・ノワールが1,300円で購入できる。このコストパフォーマンスは他産地ではなかなか実現できないクオリティーではないでしょうか。 どんな味がするんだろうと思われた方は、一度お手にとってみてください。ルーマニアワインの魅力にトリコになるはずです。アウレリア・ヴィシネスクのピノ・ノワールは「リアルワインガイド」のカバーにも紹介され、大変評価されています。 |