スパークリングワイン、
​歴史とワイン法

世界で初めてスパークリングワインを生産した国はフランスでした。フランスで発明された後、スパークリングワイン技術がドイツとロシアに渡りました。その次にスパークリングワインを作り出した国がなんと、ルーマニアでした。当時のミハイル・ストゥルザ王の命令で、1841年にイオネスク・デ・ラ・ブラド博士がルーマニア初のスパークリングワイン醸造所をモルドヴァ地方のヤシ県に設立しました。当時はヤシ産地の葡萄を使い生産していましたが、その後数十年で、ほぼ全国でスパークリングワインは生産されるようになりました。

Mihai Sturdza 王（左）と Ionescu de la Brad 博士（右）

スパークリングワインのDOC及びIG規定はスティルワインと同じですが、糖分に関するラベルの表示方法が別途定められています。

​スパークリングワインの
​糖分に関する表示方法

1. ブリュット・ナチュール / ​Brut Natur（糖度 0 〜3 g/ℓ）
2. エキストラ・ブリュット / Extra Brut（糖度 3 ～ 6 g/ℓ）
3. ブリュット / Brut（糖度 6 ～ 15 g/ℓ）
4. エキストラ・セック（又はエキストラ・ドライ） / Extra Sec (Extra Dry)（糖度 12 ～ 20 g/ℓ）
5. セック（又は辛口） / Sec（糖度 17 ～ 35 g/ℓ）
6. デミ・セック（又は中辛口） / Demisec（糖度 33 ～ 50 g/ℓ）
7. 甘口 / Dulce（糖度 50 g 以上）

ジドヴェイワイナリーのスパークリングワイン