2018年8月のワイン旅
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8月に今年の3回目のルーマニアワイナリー巡りツアーを実施致しました。今回は日本人の音楽家2名と一緒に様々なワイナリーを訪問致しました。ルーマニアの音楽、ワインと料理を精一杯楽しませて頂きました。今回訪問したのはメタモルフォシスワイナリー、ジドヴェイワイナリーとサハテニワイナリー。
1〜2日目
ブカレスト空港到着後、デアルマーレ産地に向かって、1時間半ドライブ。最初に訪問したワイナリーは、メタモルフォシスワイナリー。イタリアのワイン産業に大きく貢献したアンティノリ家がルーマニアでワインを生産することを決め、2009年にルーマニアのデアルマーレ産地で「メタモルフォシス」というワイナリーを設立しました。デアルマーレ産地の緯度は北イタリアのピエモンテ州とほぼ同じで、6000年間のワイン歴史を誇り、ピエロ・アンティノリ氏の心を魅了しました。「土地とのつながり」をモチーフにし、土地のテロワールと歴史を反映した多彩なワインを造り出しています。イタリアで生産されたアンティノリのワインは高額ですが、ルーマニアで作られた同じ品質のワインが千円台〜5千円台で手に入ることになり、注目を浴びています。今回案内してくれたのは醸造家のフィオレンゾ・リスタ氏。
3〜4日目
メタモルフォシスワイナリーの皆さんとお別れしてから、トランシルヴァニア地方、タルナーヴェ産地のジドヴェイワイナリーへ向かいました。ジドヴェイワイナリーはルーマニア中央部、トランシルヴァニア地方のタルナーヴェ産地にあります。ドラキュラの出生地として知られているトランシルヴァニア地方は古い歴史を持ち、伝説が多く、魅力に溢れるユニークな地域です。この地域にはルーマニア人、ハンガリー人、ドイツ人などの民族が共存し、ともに生活をすることで独特な文化を作り上げました。多くの民族の知恵や経験により、ワイン生産を含めた様々な分野で素晴らしい技術が発展しました。タルナーヴェ産地はルーマニアの最高品質の白ワインを生み出す、最も有名な産地で、数多くの白葡萄品種が栽培されています。気候はドイツやオーストリアと似ています。